スクーリング履修形態の卒業方法

必修科目の単位をスクーリングで取得する必要がある大学も多い

通信制大学のスクーリング履修形態を選ぶ場合には、大学から配布されるテキストや通信教材を使う方法とは異なり、各科目の教員や全国の学生を顔を合わせて学習を進められるというメリットがあります。スクーリング授業に参加をするためには、授業料だけでなく移動や宿泊にともなう費用が発生することもあるため、余裕を持って計画を立てることがおすすめです。また、文系か理系かを問わず卒業までに必修科目の単位をスクーリングで取得しなければならない通信制大学が多くあります。そこで、卒業に向けて論文の作成や資格免許の取得などにしっかりと時間を使いたいという人や日ごろの仕事が忙しいという人は、なるべく早めにスクーリング授業でまとめて単位を取得してしまうと良いでしょう。

教育や福祉の学部は定期的なスクーリング授業の参加が必須となる

教育や福祉など資格免許の取得ができるカリキュラムが組まれている通信制大学の学部を選択する場合はスクーリング授業の参加が必須となります。そのため、学業と仕事とを上手く両立させるうえで、卒業までに何度スクーリング授業のために大学に通わなければいけないか入学前にチェックすることが大切です。最近では、資格免許の取得を目指す学生を対象として、スクーリング授業とテキスト学習やメディア学習を組み合わせて履修できるシステムを導入している通信制大学も多くあります。そうした中、無理なく学習を続けるうえで、スクーリング授業をはじめとした様々な学習方法のメリットとデメリットについて自分なりにきちんと理解をしておくことが重要です。